除名処分にあたって
「吉田昌史氏は、奈良市役所での長期にわたる病気休暇中に、親族が経営する建設業の営業行為や部落解放同盟奈良市支部協議会の対市交渉等、部落解放同盟の用件でたびたび市役所を訪れていたこと、さらには部落解放同盟の地位を利用した疑いにより、部落解放同盟の社会的信用と名誉を著しく毀損する結果となった。よって除名処分とする。」 わが奈良県連としては、吉田昌史氏を除名したことで事足りるとは思っていません。結果として、わが県連の役員であることが、吉田氏の行為を助長することになったのは痛恨の極みであり、この点については吉田氏個人の問題に帰着させるのではなく、こうした事態に至った背景や原因について、わが県連としての徹底的な調査分析が必要と考えています。その具体的な内容については、近く同盟県連としての中間見解として明らかにさせていただきます。 なお、今回の一連の事件に関連して、わが県連や傘下の支部等には多数の批判・抗議の電話、ファックス、メールが届いています。真摯に受け止めなければならないと考えますが、同時にその中には、許しがたい内容の差別メールやファックスも含まれ、何の関係もない同盟員・部落大衆への脅迫等も行われています。また、インターネット上にも悪質な誹謗中傷や事件とは無関係の人物のプライバシー侵害、名誉毀損を含め、差別をあおる様々な書き込みがなされています。 |